とうもろこしの粉を使って作るコーンブレッドが好きで、食事にあうあっさりしたコーンブレッドやお茶にあう甘めのコーンブレッドマフィンをよく作ります。今日のは卵を入れて作る、ちょっとリッチなバージョンです。
コーンブレッドの魅力は、とうもろこし粉のぷちぷちとした食感です。とうもろこし粉はコーンミールやコーンフラワーという名前で売られていることもあります。
とうもろこしはもちろん日本でも作られていますが、世界最大のとうもろこしの生産国はアメリカで、その生産量は2位中国を大きく引き離してダントツです。
アメリカ国内で消費されるだけでなく、世界各国に輸出されます。日本にもたくさんやってきます。なので、コーンミールもアメリカ産のものがたくさんあります。
私が使っているのもアメリカ産です。
けれども、うちではとうもろこし粉(コーンミール)は必ず、オーガニックのものを買います。
なぜならアメリカ産のとうもろこしは、ほとんどが遺伝子組み換えとうもろこしだからです。
米国農務省のデータによると、2012年現在、アメリカで生産されるとうもろこしの88%が遺伝子組み換えです。
遺伝子組み換えとうもろこしは、家畜の飼料のほか、スナック菓子や加工食品の原材料にも使用され、アメリカで生産される加工品の7割近くが、なんらかの遺伝子組み換え作物を使っているそうです。
デパートや小売店で、気軽にアメリカのお菓子や加工品が買えるようになったのは楽しいことですが、気づかないうちに遺伝子組み換え作物を使ったものを口にしている可能性がありますね。。。
国内で製造されたものだからと言って油断はできません。原料となるとうもろこしや大豆などを輸入している場合、それが遺伝子組み換え作物である可能性があるからです。
遺伝子組み換えの原材料が使われているかどうかを、表示やラベルから100%正確に知るのは難しいです。日本の法律では、たとえ遺伝子組み換え原料を使用していたとしても、組み換えられたDNAやそのDNAによって生じたタンパク質が、加工後に検出されない場合には、表示は任意(つまり表示されない)だからです。
「遺伝子組み換えでない」という表示がある商品を選ぶのも一つの方法ですが、さらに確実なのは、オーガニック認証(日本では有機JAS)を取っている製品を選ぶことです。
オーガニック認証は、遺伝子組み換えでない、一定期間農薬や化学肥料を使用していない畑で栽培する、など厳しい基準をクリアした製品にしか認められないからです。
・・・と、とうもろこし粉の話が長くなってしまいましたが、ここからコーンブレッドに戻ります・・・
今回は焼型に南部鉄器のフライパンを使いました。鉄器で調理すると、鉄分が少しずつ食材に移り、貧血気味の人にはいいらしいです。
ただ、重いです。とてつもなく。腕の筋トレのようです。買った当初は両手でないと持てませんでしたが、今ではなんとか片手でも持てるように・・・確実に腕っ節が強くなっています・・・
鉄器の型がなければ、普通の型で大丈夫です。
外側をかりっと仕上げたかったので、オーブンの余熱の時に、型も一緒に温め、そこに生地を流し込んで焼きました。
今日はカシューミルクで作りましたが、豆乳やアーモンドミルクなどでもおいしくできます。
油は米油を使いました。透明のごま油やココナツオイルで置き換えてもいいですね!ココナツオイルを使う場合は、ミルクを常温くらいに少し温めてから使います。でないと、ココナツオイルが固まってしまうことがあります。
焼きたての香ばしい匂い、最高です!食事用に甘さは控えめですが、手作りホイップマーガリンとメープルシロップをたっぷり塗って甘〜くして食べるのもおいしいですよ(^^)
コーンフラワー・・・170g
米粉・・・65g
コーンスターチ(またはタピオカ粉)・・・65g
ベーキングパウダー・・・小さじ2
きび砂糖・・・50g
米油(透明のごま油やココナツオイルでも可)・・・大さじ5
カシューミルク(豆乳可)・・・250cc
卵・・・2こ
作り方
1)型に分量外の油を塗っておきます
2)オーブンを200度で予熱開始します。この時、1)の型も一緒に入れて予熱します
3)コーンミール、米粉、コーンスターチ、ベーキングパウダーをボールに入れて泡立て器でカシャカシャと混ぜ合わせます
4)3)にミルク、油、卵を加えてよく混ぜます
5)2)の型をオーブンから出し、4)を流し入れ25分焼きます