今日(11/1)は世界ビーガンデー!できることから、ひとつだけでも始めてみませんか?

DSC_0250今日11月1日は世界ビーガンデー(World Vegan Day)です。ビーガンとは食べ物だけでなく、化粧品、日用品、衣料などすべてにおいて、動物を利用した製品を使わない、という生き方です。

私自身ビーガンではありませんし、特定の食生活や生活様式を押し付けることはしたくありません。けれどもビーガンという「生き物すべてに対する優しさ」のあふれた生き方に、心から共感しています。

「生き物が大好き!」だから「自分に無理なくできることはないかな?」という気持ちが起こったら、今年のビーガンデーから何かひとつ、始めてみませんか?

食べること

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  • 動物性食品を含まない食事の回数を増やしてみる

煮物やおしたしなど、和食のメニューは動物性の食材を含まなくても美味しいものがたくさんあります。

例えば、トーストにベーコン(またはウインナー)、スクランブルドエッグという朝食を、ご飯、納豆、野菜たっぷりのお味噌汁、海苔という和食に置き換えると、栄養的にも優れた朝ごはんになります。

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ただ動物性のものを避けるために、ベーグルとコーヒーだけの朝食にする、というのはいただけません。全く栄養が足りていないからです。

こういうメニューを食べたい時には、果物、野菜や豆のたっぷり入ったスープを添えるといいですね!

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夕食では、週に2、3度お肉やお魚がメインのメニューにして、その他の日には、野菜を中心としたおかずにします。

特別なレシピを探さなくても、お肉がメインでないけれどもお肉が入っている料理、例えば野菜炒め、豚汁など、旨味やボリュームを出すために肉が使われているメニューを作る際に、肉を使わないようにするだけでも大丈夫です。

肉をキノコ類や厚揚げ、くずした木綿豆腐で代用すると栄養面でも優れた一品になります。

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  • 安い肉や魚を食べる機会を減らす

安さが売りの外食チェーン店、セール品の肉は、工場式畜産(Factory Farming)、つまり広大な土地に大量の家畜を遺伝子組換え飼料を用いて大量生産する方式で作られたものです。

こうした生産方法は、持続可能でなく、地球環境の破壊と引き換えに肉を生産しているのです。今、安い肉を大量に供給するために、アマゾンの森林が切り倒され続けています。

安価に肉を生産するために、倫理的にも問題があるような方法で畜産が行われています。

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オーガニックファーム。この広大な土地で豚が飼育されています(真ん中より少し左に見える茶色&黒)。利益より環境や安全性、動物の飼育環境に配慮されています。

動物にも感情や苦痛があることはよく知られており、もっと動物の権利に配慮した方法で飼育すべきだという考えが広まりつつあります。

放牧など、動物の権利に配慮した方法で生産された肉は高価です。ですが、こうした生産方法を選択した生産者を、購入という形で支援することも、意思表示の一つの形です。

  • 機内ではベジタリアン

国際線と、少し距離のある国内線では、機内食が出ます。機内食は長いフライトでの気分転換として楽しみの一つかもしれませんが、ビジネスクラス以上のものならともかく、エコノミー席の機内食は、お世辞にもそれほど美味しいものではありません。周りを見回しても、残している人もたくさん・・・

私のおすすめは、旅行や出張が決まったら、機内食をベジタリアン(またはビーガン)食にリクエストすることです。

今、航空会社は卵・乳製品を使ったベジタリアン食、卵・乳製品も使わないビーガン食はもちろん、アレルギー対応食や、様々な宗教に合わせた機内食を提供していて、ウェブサイトや電話などで簡単にリクエストできます(もちろん追加料金等はかかりません)。

最近搭乗したユナイテッド航空のビーガン食は、豆のカレーだったのですが、スパイスが効いて、とても美味しかったです。

  • 動物を虐待して作られる食材は食べない

例えばフォアグラです。フォアグラは高級食材として有名ですが、どのように作られるか知っていますか?

フォアグラは強制食餌といって、ガチョウやアヒル、鴨などに強制的に餌を胃に流し込む装置に縛り付けて高カロリーの餌を流し込んで鴨を肝硬変にして作るのです。肝硬変を起こした鳥の肝臓がフォアグラなのです。

もちろん日常的に食べる食材ではありませんが、最近、ファミレスやコンビニの弁当の「贅沢メニュー」として、フォアグラが使用されたものがありました。フォアグラの真実を知って、「食べない」選択をしてくれる人が一人でも増えたら、苦しい思いをする鳥が減るかもしれません。

化粧品

  • 動物実験をしていない製品を選ぶ

EUでは化粧品の動物実験は2013より全面的に禁止されていますが、それ以外の国・地域で生産される化粧品、ボディーソープ、ヘアケア製品などの安全性は、動物を使った実験で確認が行われています。

化粧品の動物実験はそれはそれは残酷です。あまりにもかわいそうで、正視できません。なので詳しく書くこともできません。どんなことが行われているの?と気になったら、ぜひネットで調べてみてください。

幸いなことに、動物実験を行なわないで製品を製造しているメーカーもたくさんあります。最近では日本最大の化粧品メーカー資生堂も、国内流通用製品の動物実験を廃止しています。化粧品を購入する際に、動物由来成分を含まないもの、動物実験を行っていないメーカーのものを選んでみませんか?

普段自分の使っているものが、動物実験されている製品かどうかは、メーカーのサイトなどで簡単に調べることができます。

オーガニックの製品を選ぶのも一つの方法です。オーガニック、と表示することが許されているのは、化学成分が不使用で動物実験もされていないものだけだからです。また、製品に付けられたマークから識別することもできます。

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うちで普段メーク落とし&ボディーソープとして使用しているDr. Bronner’s マジックソープです。人気がではじめた当初はとても高かったですが、最近ではネットでもコストコでも手頃な価格で販売されています。

うさぎのようなマークが動物実験をしていない製品に付けられているマークです。

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これはBeauty Without Cruelty(BWC)というメーカーのハンド&ボディローション。この製品にはうさぎのマークのほかにVeganのマークもついています。動物性原料が一切使用されていないことを示しています。

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日焼け止めです。うさぎのマークの横に100% Vegetarian Ingredients (植物性原料100%)No Animal Testing(動物実験していない)と文字で示されています。

こうした表示を手掛かりにして探したり、デパートなどでは店員さんに聞いてもいいと思います。

  • オーガニック製品を選ぶ

うちでは海外のオーガニック認定を受けている製品を使ったり、おすすめしたりすることが多いのですが、その理由は、日本では、石油由来成分(私はパラベンと石油系色素にアレルギーがあります)が含まれていたり、オーガニック原料がほんの少し(1%なんてひどいものも!)しか含まれなくても、オーガニック製品として売っているものもたくさんあるからです。↓

ファッション

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  • 毛皮や皮製品は買わない

あまり大きく取り上げられることのない話題ですが、今回のTPPの合意により、輸入される毛皮や革製品の関税(最大30%)が将来的(11年め、または16年め)に撤廃されます。これにより国内での毛皮や革製品の流通価格は大幅に下がると予想されます。

中国の毛皮生産工場を調査したPETAの報告によると、輸出用の毛皮や革製品の製造に犬や猫が使われていたそうです。詳しく書きませんが、そうとう残酷な方法で、です。牛革や羊毛などの名目で輸出されるようです。

肉を取った後の牛や豚の皮を使うのだから、有効利用である、という従来の考え方とは違う、安価な毛皮・革製品の生産の実態があったのです。

他の動物も同様です。うさぎや狐、テンなど、毛皮を取るために殺される動物の数のなんと多いことでしょう。技術の進歩した現在、動物の命を奪わなくても、暖かい素材はたくさんあります。フェイクファーやフェイクレザーも、本物のような質感です。それでも本物の皮や毛皮が必要でしょうか?

高温の中で作業をするための手袋など、中にはどうしても本皮が必要な製品もあるのだとは思います。ファッションとしての衣服やバッグ、手袋などに関しては、今持っているものは大切に使って、新しく買い足すのは違う素材のものにしてみませんか?

署名活動に協力する

自宅のコンピューターから電子署名で簡単に署名できるので、賛同するものがあれば、署名に協力するのはどうでしょう?1度署名すれば、似たような署名活動が始まった時にメールで連絡が来ます。署名から大きな流れが生まれて変わったことはたくさんあります。

私が利用しているサイトです。主に動物関連の署名に協力していますが、他にもいろいろな署名が行われています。

https://www.change.org

もし何か一つでも、「やってみようかな」っていう気持ちになっていただけたら、こんな嬉しいことはありません。

Happy World Vegan Day!

(追記)

10月30日付のニュースで、イングランドのサッカーチーム、フォレストグリーン・ローヴァーズFC(FGR)が、世界で初めて、「100%ビーガンのサッカーチーム」となったと伝えられました。

http://www.forestgreenroversfc.com/news/events-news/2015/fgr-officially-launched-as-all-vegan-club

FGRは4年前、選手、観客、スタッフに肉の提供をやめた際にも話題になりましたが、今回は魚、乳製品を含めた廃止に踏み切り、完全な菜食主義のチームになったそうです。

ビーガンを選択した理由は、「地球の環境や動物の権利、そして選手の健康のため」だそうです。

前後半合わせて90分を戦う激しいスポーツであるサッカーの選手が肉も魚も食べないなんて、体力は大丈夫なの?と思われるかも知れませんが、オリンピックで陸上の金メダルを取ったカール・ルイスもビーガン、トライアスロンのブレンダン・ブレイザーもビーガン、テニスのグランドスラムを達成したビーナス・ウイリアムスもビーガンです(今年の春、講演を聞いた時には、自分はチーズは食べるので「チーガンだ」と言っていましたが・・)。他にもビーガンやベジタリアンのアスリートは世界にたくさんいます。

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